LVの ロゴを探して 森探検 ~ルイ・ヴィトンの森~

「ルイ・ヴィトン」が、小諸市の浅間山麓に「ルイ・ヴィトンの森」をつくり、森林を育てる環境保護運動を展開するというニュースを聞いた。
プロジェクトの中心になっているのが音楽家坂本龍一氏で、ルイ・ヴィトン5代目当主のパトリック・ルイ・ヴィトン氏、小諸市長芹沢勤氏の三者の間で先日(7日)、小諸高原美術館で調印式が行なわれたという。

ヴィトンの森は、小諸市内の浅間山荘近くの民有林104ヘクタールを3つのゾーンに分け、癒やし効果や、自然の雄大さを感じさせる森の力を発揮できるよう、地元の森林組合に託して整備し、それぞれ、訪れて楽しい「美しい森」、間伐や下草刈りを施して未来につなげる「サスティナブル(持続可能)な森」、人間の営みを超越した「壮厳な森」となるようだ。この森林を育てる環境保護運動の展開に、ルイ・ヴィトンは今後3年間で約1000万円を投資するらしい。
世界的な大企業と坂本氏が前面に立つプロジェクト、しかも国内初の試みが自分の地元小諸で行われるとは何だか喜ばしい。どのように展開していくのか興味あり、期待できそうだ。

ルイ・ヴィトンと言えば、LVロゴのバッグが思い浮かぶが、木立の間に鳥を見るバードウォッチングよろしく、木立の間にバッグウォッチングが出来る森になったらと、冗談に思うのである。


秋晴れの日曜日。出掛けたついでに、高峰高原の方に足を延ばしてみた。
千メートル道路からチェリーパークラインに出る。途中、高峰霊園があるが、近くの電信柱の看板に石材店の広告が多いのに(なるほど)と思う。
チェリーパークラインにぶつかるそこは、昔料金所があった場所で、春には珍しい「緑の桜」が見られる名所だ。
チェリーパークラインをしばらく登るり、浅間山荘へ向かう道に右折する。ここからは未舗装の山道だ。
この天気のせいか、降りてくる県外ナンバーの車とすれ違う。この山道を登り切ったところに浅間山荘があり、浅間山登山の拠点となっている。
木立の間から漏れる日差しは、秋の日のものとはいえ眩しい。
右折してから浅間山荘までの4キロの道のりは、それほど長い距離ではないが、未舗装の砂利道の上り坂は、少しアクセルを踏み込むとスリップし、難儀する。それでも、日溜りと木陰が交互に続く山道は、開け放した車窓から高原の風が入ってきて窓全開が気持ち良い。
登り切って見えた建物は浅間山荘で、敷地内の森にはいくつかコテージが見える。
敷地の駐車場は浅間山荘利用者の為のものなので、ここから少し遠い無料の駐車場に車を停めた。
駐車場にはほぼ満車状態で、といっても20台そこそこの広さなのだが、この日は山荘利用者や登山者など訪れる人が多いようだ。
浅間山荘は宿泊施設だが、温泉(天狗温泉)は入浴のみでも利用出来るらしい。

のちに調べてみると浅間山荘のホームページがあったので、リンクしておきます。→浅間山荘
また、ここのご主人のブログで、パトリック=ルイヴィトン氏、ルイヴィトン代表取締役会長イヴ・カルセル氏、坂本龍一氏が来荘した事が書かれています。→山遊びの達人|天狗温泉・浅間山荘

LVの ロゴを探して 森探検 ~ルイ・ヴィトンの森~

駐車場の木立の間から蓼科方面が見えた。そこに小諸眺望百選の標柱が建っていたが、何番のものかは傷んでいてわからなかった。
小諸眺望百選は、小諸の豊かな自然と眺望が素晴らしい33地点が選ばれていて、小諸の新たな魅力が発見出来る。
百選とはいいながら実際には33しかないわけだが、数が多いことを「千も」「万も」と例えるように実際の数ではなく、数が多いということを言っているのだろう。

LVの ロゴを探して 森探検 ~ルイ・ヴィトンの森~

浅間山荘の右手には木で出来た大鳥居があり、ここが浅間山の登山口になっている。
そこに設置されている登山ルートを眺めていると、上の方から登山を終えたと思われる親子連れが降りてきた。父と息子だろうか、(自分の息子と休日をこんな風に過ごすのもいいものだろうな)と彼らを見て思った。彼らのほかにも、家族連れや入浴を終えたのであろう人たちの姿もあった。標高1400メートルのここも、意外と賑わっていた。
今、浅間山の火山活動レベルは「2」で、賽の河原まで登れるらしい。地元に住んでいながら浅間山には登ったことがない。
僕の育ったところは長野県の南、伊那だったが、中学生の頃に学校登山というのがあった。
長野県では、自然とのふれあいを目的とし、登ったことの感動を実感してもらうために、ほとんどの中学校で集団登山がおこなわれている。たいがい近くの山に登るので、伊那の中学在学であった僕は駒ヶ岳登山であった、小諸の中学は浅間山かなと思ったが、そうでもないらしい。八ヶ岳登山が多いようだ。
山登りはキツイが、、登ったことの感動は素晴らしいものがある。浅間山、ぜひ登ってみたいものである。

数十分という短い時間だったが森の呼吸を体感すると、僕は帰ることにした。
来た道を下っていくと、ところどころ木立の間から小諸の町が遠くに覗いた。




ルイヴィトン 木立の間に バッグウォッチング
LVの ロゴを探して 森探検
(ルイ・ヴィトンが森林を育てる環境保護運動を展開するニュースで)

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by freeseo1



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2009年09月13日 Posted byLe musicastre at 22:42 │Comments(0)小諸(新・小諸雑記BLOG)

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