養寿寺の 博徒の墓に 祈る運
午前7時半、国道18号を東に向かう。二ヶ月ごとにある、群馬での仕事だ。ほとんど国道ばかりの単調な道は、毎度毎度嫌になる。
今月は忙しかったし、結局今日になってしまったが、本社からは「いつ行くんだ」と急かされる。「こっちにも都合があるんだよ」と言いたいが、小心者の僕には言えない。心の中で舌打ちするだけだ。
朝から蝉が鳴いている。浅間山の裏の方から溢れ出てきた雲が、山の斜面を伝わっている。下り坂になるらしい天気の空は、所々厚い雲に太陽が見え隠れするが、東に向かうほど灰色の雲が立ち込めてきて、見えなくなった。
昨夜寝たのが遅かったので眠くなりかける。
そんな状態で車を運転しながら、昨夜、PCからmixiが開けなくなってしまった原因を考えてみる。色々いじってみたが、どうしてもIEから開けない。試しにfirefox3でも開こうとしたが、ダメだった。windowsに問題ありか?
(mixiには、しばらくはケータイからのアクセスになりそうだな)
と考えがまとまりかけると、(そう言えば…)と思考は別のところに向かう。
(来月は女子の日本リーグが山梨で行われるんだった)
これは観に行きたい。もちろん応援するチームは決まってる。会いたくて会いたくてたまらない選手がいるチームだ。まったく僕もいい年して相当なミーハーときたもんだ。おばさんがジャニタレで騒ぐのと同じレベルである。
(まぁ、運良く仕事が休みになればだが…)と行ける可能性の有無を思う。
軽井沢に入ると雨になった。碓井峠は霧だ。峠を降りると霧は晴れたが、曇天だった。間欠ワイパーを作動させるくらいの小雨が降っている。
まだまだ道程は半分以上ある。帰りも同じ道を帰って行くと思うと嫌になる…。
午前中の仕事を済ませ、午後もお茶漬けをかきこむように済ませ、市内にある国定忠治の墓に行ってみる事にした。幸い雨は止んでいた。
携帯からwikiで確認してみると、墓は二ヶ所にあるらしい。とりあえず近い方から行ってみようと携帯のナビをセットする。
この市が国定忠治の出身地だとは最近まで知らなかったが、なるほど、市内には国定町というのがある。
(善應寺の本堂)
最初に訪れたのは、善應寺。ここにある忠治の墓は、忠治のかみさんが建てた物らしいが、残念ながら墓そのものを確認する事は出来なかった。最近本堂を再建したらしく、まだ白木の香りがしていた。
忠治の墓は、次に訪れた方が有名だろう。養寿寺は市内の外れにあるって感じの素朴な寺だった。
(養寿寺の本堂と国定忠治の碑)
博徒だった忠治の墓は、ギャンブルに御利益があるという事で、墓石を削り取って持ち帰る人も多かったらしく、墓の周囲は柵で囲ってあった。競艇の町らしい話だ。
ちなみに僕は、飲む打つ買うはしない、品行方正な奴である…?
(国定忠治の墓)
さて、国定忠治というと赤城山だが、暑い時に食っているガリガリ君に連想が行き着く。ガリガリ君を作っている会社の名前がその理由だが、本社はここじゃないらしい。夏も終わり、ガリガリ君もしばらくはこの夏限りになりそうだ。
帰途、国道50号で思わずにやける(笑)。なんとか持ちこたえていた天気は、前橋から高崎に入る頃、雨になった。碓井峠はどしゃ降りだった。視界も悪く必死の思いで越えて来た。
軽井沢に入ると、
(今度群馬に行くのは十月か、何か面白い見ものはあるかな)と、仕事よりそちらの方に思いを馳せていた…。
帰り道の国道50号で、思わずニンマリした事についてはあまりに下らなく、自分の品性が知れてしまうので書かないでおこう。先ほど、自分は品行方正だと書いたばかりである…。
地図はこちら
今月は忙しかったし、結局今日になってしまったが、本社からは「いつ行くんだ」と急かされる。「こっちにも都合があるんだよ」と言いたいが、小心者の僕には言えない。心の中で舌打ちするだけだ。
朝から蝉が鳴いている。浅間山の裏の方から溢れ出てきた雲が、山の斜面を伝わっている。下り坂になるらしい天気の空は、所々厚い雲に太陽が見え隠れするが、東に向かうほど灰色の雲が立ち込めてきて、見えなくなった。
昨夜寝たのが遅かったので眠くなりかける。
そんな状態で車を運転しながら、昨夜、PCからmixiが開けなくなってしまった原因を考えてみる。色々いじってみたが、どうしてもIEから開けない。試しにfirefox3でも開こうとしたが、ダメだった。windowsに問題ありか?
(mixiには、しばらくはケータイからのアクセスになりそうだな)
と考えがまとまりかけると、(そう言えば…)と思考は別のところに向かう。
(来月は女子の日本リーグが山梨で行われるんだった)
これは観に行きたい。もちろん応援するチームは決まってる。会いたくて会いたくてたまらない選手がいるチームだ。まったく僕もいい年して相当なミーハーときたもんだ。おばさんがジャニタレで騒ぐのと同じレベルである。
(まぁ、運良く仕事が休みになればだが…)と行ける可能性の有無を思う。
軽井沢に入ると雨になった。碓井峠は霧だ。峠を降りると霧は晴れたが、曇天だった。間欠ワイパーを作動させるくらいの小雨が降っている。
まだまだ道程は半分以上ある。帰りも同じ道を帰って行くと思うと嫌になる…。
午前中の仕事を済ませ、午後もお茶漬けをかきこむように済ませ、市内にある国定忠治の墓に行ってみる事にした。幸い雨は止んでいた。
携帯からwikiで確認してみると、墓は二ヶ所にあるらしい。とりあえず近い方から行ってみようと携帯のナビをセットする。
この市が国定忠治の出身地だとは最近まで知らなかったが、なるほど、市内には国定町というのがある。
(善應寺の本堂)
最初に訪れたのは、善應寺。ここにある忠治の墓は、忠治のかみさんが建てた物らしいが、残念ながら墓そのものを確認する事は出来なかった。最近本堂を再建したらしく、まだ白木の香りがしていた。
忠治の墓は、次に訪れた方が有名だろう。養寿寺は市内の外れにあるって感じの素朴な寺だった。
(養寿寺の本堂と国定忠治の碑)
博徒だった忠治の墓は、ギャンブルに御利益があるという事で、墓石を削り取って持ち帰る人も多かったらしく、墓の周囲は柵で囲ってあった。競艇の町らしい話だ。
ちなみに僕は、飲む打つ買うはしない、品行方正な奴である…?
(国定忠治の墓)
さて、国定忠治というと赤城山だが、暑い時に食っているガリガリ君に連想が行き着く。ガリガリ君を作っている会社の名前がその理由だが、本社はここじゃないらしい。夏も終わり、ガリガリ君もしばらくはこの夏限りになりそうだ。
帰途、国道50号で思わずにやける(笑)。なんとか持ちこたえていた天気は、前橋から高崎に入る頃、雨になった。碓井峠はどしゃ降りだった。視界も悪く必死の思いで越えて来た。
軽井沢に入ると、
(今度群馬に行くのは十月か、何か面白い見ものはあるかな)と、仕事よりそちらの方に思いを馳せていた…。
帰り道の国道50号で、思わずニンマリした事についてはあまりに下らなく、自分の品性が知れてしまうので書かないでおこう。先ほど、自分は品行方正だと書いたばかりである…。
地図はこちら
頬張れば 口に広がる 涼の風 〜生クリーム大福〜
よく見れば薺花咲く垣根かな(芭蕉) 〜伊勢崎神社〜
細流の ように菖蒲が 風に揺れ
小説に 出てくるまんま 平塚亭 〜聖地「西ヶ原」を歩く?〜
飛鳥山 時間を忘れ 散策す 〜聖地「西ヶ原」を歩く?〜
上州道中車中徒然〜ツツジの公園〜
よく見れば薺花咲く垣根かな(芭蕉) 〜伊勢崎神社〜
細流の ように菖蒲が 風に揺れ
小説に 出てくるまんま 平塚亭 〜聖地「西ヶ原」を歩く?〜
飛鳥山 時間を忘れ 散策す 〜聖地「西ヶ原」を歩く?〜
上州道中車中徒然〜ツツジの公園〜