小雨降る 林道沿いの 保存園 ~遺伝資源保存園~

Le musicastre

2009年11月25日 00:07

僕の誕生日辺りから浅間山は冠雪し、小諸にもいよいよ冬到来という時期になった。
夕方頃から冷たい風が強くなり、この時間は雨の音が聞こえている。もう少し冷え込めば雪になる雨だろう。
ここのところ日曜出勤、日勤夜勤連続の忙しい日々でブログの更新もままならなく、ついついアップし忘れていたものがあったので、今記しておきたいと思う。
まだ秋真っ盛りのある日のことだ…。


台風の影響だろうか、小雨が降ったり止んだりの午後、1000m道路を走る。
高峰辺りから町に下りたいが、生憎工事中で通行止だ。
このまままっすく行けば下る道もあるだろうと、通行止の看板を横目に通り過ぎる。
普段も日が射さそうもない林間の道は、曇り空で余計にほの暗い。
林間が開けた場所から覗く佐久平は、刈り入れを迎えた田んぼが緑の中広がっている。
先ほどの工事箇所へ向かうのだろうか、狭い道を大型ダンプとすれ違う。
あまり車が通らなさそうにみえるこの道も、意外と対向車とすれ違う。

左折すると平成の森マレットゴルフ場に向かう十字路の手前、ひとつの看板が目に付いた。車を降り見ると、『遺伝資源保存園』と書いてある。



『天然林の現象や絶滅に瀕している樹種、育種、素材として利用価値の高いもの、天然記念物や巨樹・銘木、希少種など森林を構成する多様な樹種を対象に探索・収集し、貴重な遺伝資源を後生へ継承するために特殊調査を行い、特性評価の情報提供や試験研究用に配布も行なっている。ここには、天然性カラマツの北限とされている宮城県の南蔵王・馬ノ神岳のカラマツと毎年球果を着生させるなどの特殊な形質のカラマツがつぎ木増殖により281本が保存されている』と説明されている。

(なるほど)
『園』と言えば動物園や植物園など、人に見られることを目的としたものであるが、こうして人に注目されず、種を残すための『園』があったことを知った。

小雨降る 林道沿いの 保存園

地図はこちら

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