市民らに 愛されし象 眠る堀

Le musicastre

2008年05月21日 23:31

(動物園で花形の動物ってなんだろう?)懐古園を散策していて、たまには動物園に回ってみようと、馬場の隅にある橋へと向かっていた時、ふと思った。
動物園、何故か動物たちに癒される。だから行ってみたくなる。

昔、犬を飼っていたげど死んでしまった。今思えば、もう少し可愛がる事が出来なかったのかなと思う。死んでから、自分の接し方に後悔する。それは死んでしまってからじゃないとわからないものだ。動物が自分にとって、どういう対象だったのか、今もアヤフヤなままだ。
(また飼いたいな)と思うが、後悔が過るのでもう無理だろう。

動物園へは、正面から入って、この橋から出るのが普通だろうけど、勝手気儘な散策である。

数年前から、須坂市動物園のハッチが大人気だけど、そういう人気スターが出現する事は稀だ。
(そう言えば、立つレッサーパンダもいたけっけ。えっと、名前は…)
そうそう、風太くんだった。
長野の茶臼山動物園のレッサーパンダも立ってたようだ。
(その後どうなっただろう?)ちょっと気になった。

動物園の花形動物、一過性の人気ではなく、動物園を訪れて、動物園らしさを感じさせてくれる動物は何だろう?
色々考えてみる。ライオンか、象か、キリンか、日本猿か、チンパンジーか、等々、挙げていったら様々で決められない。
(でも象は大きいし、注目されるだろうな)と思う。
(では、象のいる動物園って、全国にどのくらいあるのだろう?)と調べてみると、全国に51ヵ所あった。
しかし長野県で象が見られる動物園はない。

昔、小諸の動物園には象がいた。名前をタイ子さんと言った。僕の小さい頃に、いたかいないかの記憶は曖昧だ。
タイ子さんは大人気だったが、ストレスが原因で、人間の年齢でいうと、二十四歳で死んでしまったそうである。
タイ子さん、名前から察するに、タイからやって来たのだろう。それが寒い小諸の地では、やはり気候風土が合わなかったのかも知れない。
この象のタイ子さんが死んだ時、お坊さんを呼んでお経を上げ、改名『一切象生悉有仏性』が授けられたそうである。

動物園は、それがある地を象徴しているような気がする。小諸の動物園は、ほんと小さな動物園だけど、幼稚園・保育園の園児たちが来園し、どの動物たちも親しげだ。
中国から一億円でレンタルされるパンダも否定しないけど、野うさぎ一匹でも、存在価値は同じに思う。

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